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親父の会
親父の会

H10年度に発足した本会は、お父さんからの強い要望でスタートし、毎年たくさんの会員のもと、親子との関わりを深めています。途中入会も大歓迎です。 

ハートバッチの会
2016/11/24

「ハートバッチの会」をご存知でしょうか。障がいをもつ子供たちのご家族が中心となって立ち上げた有志の会です。代表は我々おやじの会のOBの奥様、有家久美さんが務めています。どんな活動をしているか紹介したいと思います。以下、ハートバッチの会facebookからの引用です。

 ハンディキャップに気づいて頂きたくて 私たちの思いはみんな一つです 身近なところに障がいを持つ人がいる事 そして中には見た目では障がいをもっているとわからない子供達もたくさんいるという事を 理解してほしいという事です
 ただそれだけで私たち 私たちの家族にとってどれほどの救いになる事でしょうか

 そんな思いでこのマークを作成致しました 言葉では説明出来ない状況などに このマークを見てご理解頂ける環境を望んでおります 皆様に認知して頂きたく思い作成した「思いやり」マークです 
 皆様と少し異なったハートかとは思います 少し異なっていてもハートに込められている希望や思いは皆様と変わる事はないものです 
 一人でも多くの方にそれを理解して頂けるだけで感謝の気持ちでいっぱいです 

 
 私でも時々、障がいや障がい者についてまじめに考えることがあります。私自身、義理の母親が障がい者であり避けては通れない問題が多分に存在しています。上記の文中の「言葉では説明出来ない状況」という部分を少し具体的に表現すると以下のようなことが考えられるのではないでしょうか。
 
 例えば、公衆トイレで障がい者専用がなく補助が必要な場合、介護者は異性のトイレに入って行かなくてはならない状況が考えられます。その場合、全ての利用者に説明してから使用するなんてことは不可能です。
 もしこの時に、ハートバッチのマークが自動車の初心者マークくらい認知されていれば、そこに居合わせた人たち双方の心の負荷がずいぶん軽くなるのではないでしょうか。 これはあくまで私が考えた一例です。

「まずは知ってもらうことが大切」と有家さんは言います。知ってもらい理解してもらう。そのずっと、ずうっと先には世の中の常識を変えるほどの可能性を持ったマークなのかもしれません。

 「相手の立場になって物事を考える」人付き合いの根幹であり、子供達に最も伝えたい訓示であると思います。障がいのある人とどう向き合うのか、無関心でいるわけにはいかないと改めて感じました。

 ハンディキャップというものは本来、背の高い低い、足の速い遅い、勉強が得意苦手、あらゆるところで存在します。かつて眼鏡のない時代、視力の弱さは日常生活に支障をきたしたことでしょう。それでも今は文明の発達によってちょっと不便な程度のことになりました。前回紹介した河島さんたちは技術の力によって障壁を低くするアプローチをしているのだと思います。そしてハートバッチの会のアプローチは理解を広めること。
 社会が認知と理解を放棄して怪訝な視線を向けたとき、その瞬間にハンディキャップは障害に変わるのかもしれません。どうか皆様がこの活動を知り、身近な問題として向き合うきっかけとなればと思います。

 最後に一つだけ補足です。障がいと一口に言ってもその内容は様々です。立場によっては知ってほしくないと思っている方もいるかもしれません。ハートバッチの会で知ってほしいと伝えているのは「この活動やマークが存在するんだよ」ということだと思います。そのことをふまえた上でそれぞれが無関心ではいないということが大切なのかと思います。

 デリケートな内容なので掲載しようと思い立ってから数ヶ月が経ってしまいました。しかし数日前、有家さんにお会いしてその前向きさとひたむきさにどうしてもエールを送りたくなり掲載しました。これからもますます頑張って頂きたいと思います。
 興味のある方、こちらを是非ご覧くださいhttps://www.facebook.com/heartbatchnokai/

おやじの会会長 粕川貴之


驚きのおやじ
2016/11/15

「国立障害者リハビリテーションセンター研究所 運動機能障害研究部 神経筋機能障害研究室 室長」正式な肩書きはこうなるのだろうか多分。この空想化学劇場のような肩書きの持ち主はなんと、我々おやじの会の会員、河島則天さん(雫ちゃん ゆり1組のお父さん)である。
 以前、「すごいおやじを紹介したいからどんな仕事か教えて下さい」と話を伺った際は多くを語らなかった河島さん。というより専門的すぎて素人相手ではフワッとした輪郭しか語れなかったのかもしれない。今回なぜ私が、この見るからに難解そうな勤務先を知ったかというと氏がTVに出演しちゃったからである。ご覧になった方はきっと私と同じ感想を持ったはず。「すげぇ人だったんだ!」。語り口は落ち着いていて振る舞いはまさに専門家然。中でも流暢な英語には夫婦そろって「カッコイイ」と呟いてしまった。
 
 見逃した方に朗報です。11月22日(火)PM8:00〜 「超人たちのパラリンピック」NHKBS1にて再放送されます。(アイススレッジホッケー、アメリカ代表選手の身体の機能や脳の計測を、河島さんの研究室が担当している)是非ご覧ください。

 普段、気さくな人柄でインテリジェンスをひけらかさない河島さん。そんなカッコイイおやじが身近にいるということは我々にとっても、子供たちにとってもありがたいこと。以前紹介した原田さん然り、普通の生活ではなかなか選択肢に入ってこない業種で成功している人が友達の父ちゃんだったら、子供たちにとってその職業はグッと身近になって将来の可能性の広がりに繋がるはず。まだまだすごいおやじ、カッコイイおやじは沢山いる。これからも可能な限り刺激的なおやじを紹介できればと思う。
 そして最後に、私の提案を覚えていて下さった河島さん。連絡ありがとうございました。これからも最前線での活躍を期待しています。

おやじの会会長 粕川 貴之


JACマラソン
2016/11/13

スポーツの秋!今年もJACマラソンの日がやってきました。

今回のイベントでもたくさんのすぎのこ・おおぞらキッズの頑張りを見ることができました。友達とゴール前のデッドヒートを繰り広げていた子、転んで泣いてしまっても諦めず最後まで走り抜いた子。目標を達成できて嬉しかった子、できなくて悔しかった子。とにかく楽しそうに走っていた子。

みんな偉かったと思います!
理事長的に言うと「みんな、マル!」

そんな子供たちに負けじと、オールスター感謝祭に似た勢いでおやじの会からは10名のおやじランナーが集結しました。カンボジア代表、私「猫しげる」(前回ブログ登場)も参戦です。

日頃から運動してる人、してない人、今日のために練習してきた人、悪い先輩達に勧誘され当日飛び込みエントリーしちゃった人。色々ですが、皆「応援に来てくれた家族のため!」という思いが、あの過酷なオフロードへ立ち向かう勇気を与えてくれたことでしょう。

「走れおやじ。信じられているから走るのだ。」

肉体的にも精神的にもキツくなる2周目くらいからはとうとうメロスが宿り、結果、見事全員完走!家族に全力父ちゃんの姿をを見せることができました。
「おやじ達もみんな、マル!」

僭越ながら私、猫しげるも皆様の応援のお陰で男子一般の部、5位入賞することが出来ました。これからはカンボジアではなく、おやじの会代表として、JACマラソンを盛り上げて行きたいと思います!…代表というのは冗談です(笑)


書記 猫しげる


ある高校生の述懐
2016/10/30

 10月30日 11時47分 新里駅下り電車、奇妙な集団が乗り込んできた。僕は長い間この電車を利用してきたけど、これほど不可解な連中にでくわしたことがない。まず絶対に目を合せてはいけないと思ったのが白衣のゾンビ。クオリティーが高すぎて仲間すら目を合せようとしていなかった。そして明らかに負けて逃げてきたスーパーマン、頭部を狙撃されていた。それから売れないマジシャン、仕事がないせいか顔色が悪い。形容し難いアフロが数人と猫しげる。そして何て言ったか探偵で有名な人や柔和な鬼まで加わった。中でも明らかに異様な空気を放っていたのがジャージ・ベイダー。休日だからか、完全な家着で人目をはばかることなくズゴーズゴーと例の呼吸音を発していた。別段フォースは感じない。
 
一団を横目で見ながら僕が一番疑問を感じたことは、前述した中年の周りに天使のような小さなお姫様や魔法使い、ゾンビにドラキュラ伯爵たちがたくさんいて楽しそうにしゃべっていること。オレンジのアフロが慈愛の目で見つめている。
 
双方のギャップと電車のゆれが相まって僕は更に混乱した。彼らが乗車してきた時は「絶対にこんな中年にはなるまい」と思っていた。でももし仮に、万に一つの可能性として彼らの奇行が子供たちのためであるとしたら、こんな素敵な中年は他にいないではないか。
 
考えているうちに終点、西桐生に着いた。改札を出るときダース・ベイダーが子供分の運賃も払っているのが見えた。その仕草を見たとき何だか得したような温かい気持ちになった。マスクの下でうかがい知ることのできないその目はきっと慈愛に満ちていたに違いない。彼らに初めて遭遇した時とは逆に、僕はきっとこの人たちのようなおやじになると心に決めたんだ。そしてこの時はまだ、この一団が仮装史に残る偉業を成し遂げることを誰も知るよしもなかった。



仮装deハロウィン
2016/10/30

 この度、我々おやじの会は桐生中央商店街主催の「仮装deおいでよ桐生ハロウィン」というイベントに参加してきました。たくさんの子供たちが趣向を凝らした衣装やメイクで「トリックオアトリート」の合言葉と引き換えに、お菓子を受け取りながらお店を出たり入ったり忙しそうしていました。その姿を見ながら子供たちを楽しませるために立ち上がった商店街の人たちに妙な親近感を覚えました。
 
 我々おやじの会は総勢19家族74人。このメンバーが快挙を成し遂げました。今回のイベントの中にはステージパフォーマンスという時間が設けられています。特別なルールはなく自由な発表会みたいなもの。当然おやじの会もエントリーして出番はトップバッターでした。父子による渾身のポチッとくん体操を炸裂させた結果、なんとグランプリを獲得しました。38組の猛者を退け、へんてこりんなへんてこりんなアフロのおやじがワンダフル!立派なトロフィーと景品までいただき最高の思い出をつくることができました。
 
 新里駅に集合した時を思い返せば我々はただの烏合の衆でした。ゾンビは怖すぎて目を合せられなかったし、スーパーマンはスーパー弱く、アフロに至っては自分も含め何がしたいのか分からない状態。マジシャンは本人曰くドラキュラ伯爵だと言い、猫はしれっとこなれた様子。暗黒面すら失ったジャージ姿の元ジェダイが異彩と哀愁を放っていました。鬼の風上にも置けない優しい鬼や敬愛する松田優作氏も相まって電車の中では乗り合わせた高校生たちにどう思われているのか会長として気が気ではありませんでした。ところが慣れというのは恐ろしいもので会場に到着し、現地集合のデカアフロやカウボーイたちと合流し商店街を巡り歩いた末、いざステージに立つころ我々は、洗練されたパフォーマンス集団へと変貌を遂げていました。

 子供たちが傍らにいてくれたおかげで、おやじたちも一緒になって普段できない格好で桐生の街を練り歩くことができました。我々が子供の頃、ハロウィンを仮装して楽しむというという人はほとんどいませんでした。時代の流れを感じながらもほんの少しだけ若返った気持ちになれた一日でした。そして子供たちはみんな最高にかわいくてかっこよかった。

 最後に集合場所や駐車場に関して協力してくださったおやじの会会員の柏瀬さんにこの場をかりてお礼を申し上げます。おかげさまで集合から写真撮影まで滞ることなく行うことができました。ありがとうございました。また、参加してくださったみなさん、おつかれさまでした。そしてCongratulations !今後とも宜しくお願い致します。

 おやじの会会長 粕川 貴之


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